4年生 読み聞かせ
2024年11月22日 11時31分ho-ho-さんによる朝の読み聞かせがありました。各クラスとも、じっと聞き入っていました。
松前町立岡田小学校
〒791-3132 愛媛県伊予郡松前町西高柳156
℡ 089-984-2249 Fax 089-984-2459
今日の給食は「防災食」でした。これに関する給食センターからのお知らせを紹介します。(一部抜粋他)
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災害が起こると食料の確保が最優先されます。そのため、万が一の場合に備えて蓄えておくこと、「備蓄」することが重要になります。しかし、災害時に役立つと言われている保存食も、何がどれくらいあるのかということを定期的に確認し、食べ方を知っておかなければ、いざという時に賞味期限が切れていたり、温めなければ食べられなかったりするかもしれません。
保存食には、普段使用している食料品を備蓄として取り込むという考え方があります。普段から少し多めに食材、加工品を買っておき、使ったら使った分だけ新しく買い足していくことで、常に一定量の食料を家に備蓄しておく。これを、「ローリングストック法」と言います。こうすることで、常に新しい食料が備蓄されるとともに、被災時に何が備蓄されているか、どうやって食べるのかを理解することができます。
備蓄に関しては、「最低でも3日分を備蓄することが望ましい」と言われています。災害の規模や被災者が置かれた状況によっては、公助がすぐに行えないケースもあります。その間は備蓄した食料を消費しながら、救助を待つ必要があります。備蓄食料がない場合には、救助を待つ間、飲まず食わずで生きながらえなければなりません。下敷きになったり閉じ込められたりして、水や食料が全くとれない場合には、72時間が生命維持できる限界と言われています。備蓄食料を最低3日分用意することで、人命救助のタイムリミットを超えても生存することが可能です。しかし、近年は1週間分の食料の備蓄が必要とも言われています。その理由は、南海トラフ大地震に対する警戒感からです。南海トラフ大地震は巨大な地震であると予想され、被災するエリアも広いと指摘されています。そのため、公助を隅々まで素早く行うことが難しく、3日ではなく、1週間は自力で生き延びて救助を待つ必要があるというのが、1週間分の食料を備蓄しておくべきだという根拠になっています。
ローリングストック法の3ポイントをお伝えします。
①使用順序を決めておく
ローリングストック法では、購入した物を古い物から順番に使用すると決めておくことが大切です。手あたり次第に使ってしまうと、災害発生時に消費期限が切れた物が残ってしまうことになるかもしれません。
②災害時を想定して食品などを選ぶ
災害発生時には、電気、ガス、水道などのライフラインが使用できなくなることが想定されます。そのため、ローリングストックを実践する場合でも、災害発生時のライフラインが途絶える可能性を踏まえて食品などを選ぶ意識をもっておきましょう。
③災害発生時限定で必要な物は別に準備する
ローリングストック法で備えるのは、食品や日用品が中心です。災害発生時に必要になる物は、別に準備しておくようにしましょう。特に、カセットコンロを準備しておくと、ローリングストックした食品を調理するのに役立ちます。また、普段の生活で使う物以外に、非常食なども一定量は備蓄しておくと安心です。
このように、日常生活で消費しながら備蓄し、食料等を一定量に保ちながら、消費と購入を繰り返すことで、備蓄品の鮮度を保ち、いざという時にも日常生活に近い食生活を送ることができるはずです。早速どのような物が備蓄されているか、確認してみましょう。もしかしたら、賞味期限が切れているものがあるかもしれません。また、家族でどんな物を備蓄する必要があるか、これを機会に話し合ってみてください。